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(<世界フィギュア>鈴木、苦境越えた競技生活「幸せだった」(毎日新聞) - 写真 - Yahoo!ニュースから)

inu1941-1966:

WARNING! キャラクター オブ 幻魔大戦 大友克洋 1983

WARNING! characters of GENMA TAISEN  illustration: Katsuhiro otomo

15名におよぶインタビュイーの顔ぶれを紹介するために、本書の目次を引用する。

第1章 新しいからおもしろい、未知と未踏

Ⅰ 竹村公太郎さんと楽しむ土地からの発想

Ⅱ 西成活裕さんと体を張って実験する渋滞学

Ⅲ 高田礼人さんと追跡する「変わり者」ウイルスの戦略

Ⅳ 板見智さんと検証するハゲの噂

第2章 知れば知るほどすごい、日本の底力

Ⅰ 鈴木一義さんと発掘する幕末大名の幅広い知性

Ⅱ 林公義さんと推理する天皇陛下の自然学

Ⅲ 船曳建夫さんと聴き惚れる演歌の神髄

Ⅳ 町山智浩さんと解析するコミック王国アメリカの影響力

第3章 生き物は生き物に学べ、生命の叡智

Ⅰ 鈴木晃さんと発見するオランウータンの高度な社会

Ⅱ 小松正之さんと誇る日本人の深いクジラ愛

Ⅲ 福岡伸一さんと再確認する生命の無常と有情

Ⅳ 浜辺祐一さんと覚悟を決める「人の死に方」

第4章 挑戦して悔いなし、人生の壁と坂

Ⅰ 迫慶一郎さんと乗り込む中国での街づくり

Ⅱ 四至本アイさんと突破する近代日本の大きな障害

Ⅲ 早坂暁さんと白装束で巡る死出の旅路

「お、あの人か!」と思う人もいれば、「ん、誰だっけ?」と思う人もいるだろう。もし、インタビュイーの名前をまったく聞いたことがなくても心配することはない、本書を読み終わる頃には、きっと何人かのファンになっているはずだ。心配すべきは、ついつい彼らの著作をポチりすぎて、Amazonのカートがパンパンになることだ。

ここがすごい②インタビュイーの視点がすごい
建設省で30年以上にわたって日本全国の河川行政に携わってきた竹村公太郎さんは、公共事業を考えるときはもちろん、歴史を見つめるときも「土地の都合」を考慮するという。6,000年前まで関東地方の海面は現在より5メートルも高かったこと、そして江戸時代には現在の皇居のすぐ目の前までが入江だったことを考えると、幕府が
明暦の大火後に吉原遊郭を日本橋から浅草裏の日本堤へ移転させた意外な理由が見えてくる。

この移転によって、吉原へ向かう客は、日本堤という巨大な堤防の上をぞろぞろと歩くこととなる。この日本堤という堤防は、もし決壊すれば江戸中がみずびたしになってしまうという、江戸の急所であり、メンテナンスを欠かすことはできなかった。つまり、幕府の役人は、吉原へ向かう客を利用してこの堤防を踏み固めさせていたのではないか、というのが竹村さんの仮説である。客が大勢集まれば、それを相手とした屋台も集まり、もぐらや蛇も駆除してくれ、税金を使うことなく堤防をキレイな状態に保てるのだ。

もし竹村さんの仮説どおりだとすると、江戸の役人達はなんともすごい知恵を持っていたものだ。地形やインフラをベースにものごとをとらえ、設計していくことは、持続可能な社会の構築が求められる21世紀において、より重要になっていくはずだ。

文化人類学者の船曳建夫さんは、演歌・歌謡曲と各国の言語の特徴から、日本文化の有り様を考察する。建築家の迫慶一郎さんは、「100万㎥に3万人が暮らす街」という発注がありえる中国でしかできない建築を追求するなかで、新しい都市のあり方を想像する。日本の捕鯨文化を世界に発信し続けた小松正之さんは、食と文化の関係性を紐解き、外交の場における発信の重要性を訴える。1つの領域を徹底的に掘り下げた人たちの視点から見える景色は、まさに絶景である。